【ロンドン=板東和正】ブラジル・オリンピック委員会は21日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京五輪について、来年までの延期を国際オリンピック委員会(IOC)に求める声明を発表した。ノルウェー・オリンピック委員会も20日、IOCのバッハ会長に「新型コロナの状況が終息するまで開催すべきではない」と要望する書簡を送ったと表明。複数国・地域の国内オリンピック委員会(NOC)などが延期を主張している。
2016年リオデジャネイロ五輪を開催したブラジルのNOCは、東京五輪を予定通り開催すれば選手が万全の体制で大会に臨めなくなると強調した。
夏季五輪の花形競技である水泳や陸上の団体からも延期を求める声が強まっている。米国の水泳連盟と陸連は21日までに、米オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)に東京五輪の延期を要請した。英国陸連のカワード会長も20日、新型コロナが蔓延(まんえん)する中で練習する選手らに負担を与えないために延期すべきだとの考えを英メディアに示した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース